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納豆を食べると血圧が上がる?

納豆は好き嫌いが多い食べ物ではありますが、体に良い食べ物であることは間違いありません。しかしあるテレビ番組での報道がきっかけで、納豆を食べると血が固まってしまうので血圧を上げてしまう、つまり高血圧の人は食べない方が良いと間違って認識されているようです。悲しいかな、あんなに体に良くて、血液サラサラ効果のある納豆を食べないのは本当に勿体ないのです。この間違った認識を生んでしまったのは一つの原因があります。というのも、結論から言えば納豆自身が血を固めてしまうわけではありません。納豆にはビタミンKと呼ばれる成分が含まれているのですが、このビタミンKが血栓の生成を抑制するための治療薬であるワーファリンの働きを阻害するため、納豆を食べると血が固まってしまうと間違って捉えられてしまった背景があります。ですから血栓を治すためにワーファリンを飲んでいる人以外、納豆を食べてしまうことで血圧が上がるなんて心配は無用なのです。血栓が出来てしまうのは悪いイメージがあります。しかし血を固める作用というのは、人間が生きていく上で不可欠な機能なのです。小さい頃、膝をすりむいて血が出ると、かさぶたが出来た記憶がありますね。これは血を凝固させる血小板の働きによるもので、血が絶えず流れ出てしまうのを抑える重要な役割があります。この血小板の働きを高めるために作用するのがビタミンKではありますが、ビタミンKだけ摂取したところで血が固まりやすくなるわけではありません。ちなみに母乳で育てた赤ちゃんは総体的にビタミンKが不足する傾向があるようですますから、その場合出血性の疾患を防ぐために、わざわざ赤ちゃんにビタミンKを注射することもあります。ですからビタミンKは人間にとって必要な栄養素であり、拒絶反応を起こす必要などないのです。さて、話を戻しますが、納豆にはビタミンKがありますから、血液を固まりやすくする要因を含んでいることは否定できません。しかしながら納豆にはナットウキナーゼが含まれており、この酵素の働きでむしろ血栓が出来にくくなるとも考えられています。このナットウキナーゼの血栓溶解作用により、血栓が無くなれば血液の流れはサラサラになりますので、結果的に血圧は下がり、高血圧を予防できると考えた方が合理的です。さらに言えば納豆のネバネバ成分であるムチンという成分が、血圧を調整する作用があることも分かっています。このムチン、ネバネバしている食べ物によく含まれているのですが、例えばレンコンやオクラ、なめこなどですね。このムチンは腸内で糖分や脂肪分を吸収する働きがあります。つまり腸内から糖分や脂肪分が血液中に流れ出るのを防ぐことが出来、そのまま便として排泄されるので、血液がドロドロになるのを防ぐことが出来、高血圧を予防できるということになります。このように納豆が血圧を下げる働きの方が強いことが分かります。ビタミン、ミネラルなどの栄養分も満点ですし、卵を落とせば良質なたんぱく質をたくさん摂取することも出来ます。納豆で健康生活を始めてみましょう。


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